2026年9月、KDPの「本の作成数制限」が変更され、現在は1週間に作成できるタイトル数が、本のフォーマットごとに2点までとなっています。電子書籍なら週2点、紙書籍にも別の枠が設けられています。
これまでの古いKDP情報を見ている方は、「1日3タイトルでは?」「週10タイトルだったはず」と戸惑うかもしれません。KDPのルールは変更されることがあるため、古い記事をそのまま参考にすると、現在の仕様と合わない場合があります。
この記事では、2026年9月26日時点のKDP公式情報をもとに、今回の作成数制限で何が変わったのか、既存のKindle本にも影響するのか、これから出版する人は何に気をつければいいのかを整理します。
KDPの作成数制限が週2タイトルに変更
1週間にフォーマットごとに2点まで
KDP公式ヘルプの「本の作成」には、現在次のように案内されています。
著者の皆様にサービスを快適にご利用いただくため、1週間に同時に作成できるタイトル数を、本のフォーマット(電子書籍および紙書籍)ごとに2点までとさせていただいております。
▲KDP公式ヘルプページ>本の作成より引用
つまり、「1週間に全部合わせて2点」ではなく、フォーマットごとに2点という制限です。Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング

▲KDP公式コミュニティの画面
たとえば、Kindle電子書籍を新しく作る場合は週2点まで。ペーパーバックにも別の作成枠があります。「週2タイトルまで」という部分だけを見ると、電子書籍と紙書籍を合わせて2点までと受け取ってしまいそうなので、「フォーマットごと」という部分まで確認しておきましょう。
2026年9月21日から適用
KDP公式Communityでは、この変更について2026年9月21日から適用すると案内されています。
今回変更されたのは、本の販売数やロイヤリティではなく、KDPで新しく作成できるタイトル数の上限です。すでに月1冊程度のペースで出版している方と、短期間に複数のタイトルを登録している方では、影響の大きさが違います。
なお、Amazonが今回の変更について、KDP公式ヘルプに記載されている理由は、「著者の皆様にサービスを快適にご利用いただくため」となっています。
「1日3タイトル」など古い情報に注意
KDPの作成数制限は、これまでにも変更されています。そのため、Google検索やSNS、過去のブログ記事などで「KDPは1日3タイトルまで」といった情報を見つけても、現在のルールでは変わっています。
KDPのルールに関する情報は、記事が書かれた日付とKDP公式の現在の案内をセットで確認してください。AIを使ったリサーチでも古い情報が出てくることがあるので要注意です。
週2タイトルの対象になる本とならない本
電子書籍と紙書籍はそれぞれに制限がある
KDP公式ヘルプでは、「本のフォーマット(電子書籍および紙書籍)ごとに2点まで」と説明されています。たとえば、電子書籍だけを出版する場合は、その週に新しく作成できる電子書籍は2点までです。電子書籍とペーパーバックの両方を出版する場合は、それぞれのフォーマットに作成数の制限があります。
同じ内容の本をKindle電子書籍とペーパーバックで出版する場合でも、KDP上ではそれぞれのフォーマットを作成します。
出版済みの本は今回の制限の対象外
すでにKDPで出版している本を持っている方は、既存の本や出版済みの本には影響しないとされています。つまり、これまで出版してきた本の冊数を数えて、「すでに2冊以上あるから新刊を作れない」という制限ではありません。
今回対象となるのは、新しくタイトルを作成するときの上限です。すでに出版している本を持っている方は、今回の新規作成数制限と既存本の扱いを分けて考えてください。
出版済みのKindle本は、KDPの本棚から通常通り更新できます。今回の作成数制限については既存・出版済みタイトルは影響を受けないされているため、既存本の更新と、新しいタイトルを作成することは分けて考えます。
原稿の修正や表紙の変更など、すでに出版している本を2冊改訂したいからといって、「今週は新刊を作れない」ということではありません。
週2タイトルはいつリセットされる?
毎週日曜日午前9時(JST:日本時間)にリセット
KDP公式では作成数の枠は「毎週日曜日の午前0時(UTC)にリセットされる」と説明があります。UTCは協定世界時です。日本標準時はUTCより9時間進んでいるため、日本時間では毎週日曜日の午前9時にあたります。

海外サービスではUTCやGMTで日時が案内されることがあるので、「日曜日」とだけ覚えるのではなく、日本からKDPを利用している場合は時差にも注意してください。
使わなかった枠は翌週へ持ち越されない
週ごとの作成上限は、リセットされると新しい週の枠になります。
たとえば、その週に電子書籍を1点しか作成しなかったからといって、残りの1点が翌週に加算されて3点になる仕組みではありません。
「週2点」は、毎週の作成上限として考えます。月に1冊程度のペースで出版している場合は、さほど影響はありません。
これからKDPで出版する人が注意すること
月に100冊など大量出版している方は要注意
1冊の原稿を書き、表紙を作り、出版準備を整えて月に1冊出版している場合、週2点という上限に達することは通常ありません。
一方、シリーズ本など複数の新刊を短期間にまとめてKDPへ登録する場合は、作成スケジュールを考える必要があります。これまで短期間に多数のタイトルを作成していた方ほど、今回の変更を確認してから作業したほうがいいでしょう。
制限回避のために2つ目のKDPアカウントを作らない
「1アカウントで週2点なら、KDPアカウントをもう1つ作ればいい」と考えるのは避けてください。
KDP公式は、既存のアカウントと同じメールアドレスでも別のメールアドレスでも、2つ目のKDPアカウントを作成することを禁止しています。
すでに複数のKDPアカウントを持っている場合については、KDP公式にアカウントを統合する手続きができますので、KDPサポートに相談してください。
※今回の週2タイトル制限を回避するために、新しいKDPアカウントを追加する方法は選ばないでください。
出版前にKDP公式で現在のルールを確認する
KDPの仕様やルールはたびたび変更されます。過去の古い情報だけを読んでいると出版に悪影響がでることになります。
2026年9月の改訂では、1週間に、本のフォーマットごとに2点までがKDP公式ヘルプに掲載されている作成数制限です。
初めてKindle出版をする方が1冊の本を作る場合、この制限を必要以上に心配する必要はありません。ただし、複数の新刊をまとめて準備している方は、KDPでタイトルを作成する前に現在の上限を確認しておきましょう。
KDPのルール変更は、メールでお知らせが来ることがあります。大事なお知らせが迷惑メールに入らないように気をつけてくださいね。
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