Kindle本のテーマの決め方|初心者が迷わない5ステップ

目次

Kindle本のテーマが決まらない4つの原因

「Kindle出版したいけれど、何を書けばいいかわからない」
初めて本を書く人が、かなり止まりやすいところです。

ところが、出版相談で話を聞いていると、本当に書くことがない人はほとんどいません。

むしろ、

  • 書きたいことが多すぎる
  • 自分の経験を「本にするほどではない」と思っている
  • 売れそうなジャンルばかり探している
  • テーマが大きすぎる

こうした理由で決められないケースが目立ちます。

たとえば「起業について書きたい」と考えたとします。
集客、SNS、商品づくり、お金、仕事の考え方まで全部入れたら、1冊では収まりません。

書き始めてから、
「これも必要」
「こっちも説明しないと」
と内容が増え、目次だけが立派になっていく。

Kindle出版で原稿が進まない原因は、文章力とは限りません。最初に選んだテーマが大きすぎることもあります。

初めてのKindle本では、
自分が書けること × 誰に届けるか
この重なるところから考えると、テーマを絞りやすくなります。

Kindle本のテーマを決める5ステップ

いきなり本のタイトルを考える必要はありません。
先に「何を書く本なのか」を決めます。

流れは次のとおりです。

書けることを出す

読者を決める

読後の変化を決める

1冊分まで絞る

テーマを1文にする

ここまでできれば、タイトルや目次を考えやすくなります。

STEP1 自分が書けることを全部出す

最初は、テーマを1つに決めようとせず、自分が書けそうなことを出します。

たとえば、

  • 今の仕事で身につけたこと
  • 過去の仕事で経験したこと
  • 人からよく質問されること
  • 自分が失敗して覚えたこと
  • 長く続けている趣味
  • 昔の自分が知りたかったこと

資格を持っている分野だけが本になるわけではありません。
仕事を5年、10年続けていれば、始めたばかりの人が知らないことを日常的にやっている場合があります。
自分にとって当たり前すぎて、知識だと思っていないだけです。

出版サポートでも、
「こんなこと、本に書いていいんですか?」と聞かれることがあります。
本人には至って普通の話でも、初心者には知りたかった情報だったりします。

STEP2 誰に読んでほしいか決める

たとえば、「コーヒーについて書く」
これだけでは、まだ本のテーマとしては広すぎます。

コーヒー初心者なのか、自家焙煎を始めたい人なのか、道具にこだわりたい人なのか。
読者が変われば、必要な内容も変わります。

「自宅でコーヒーを楽しみたい初心者」
まで決めると、書く内容を選びやすくなります。
この段階では、読者の悩みを細かく分析するところまで進まなくて大丈夫です。

まず「この本を誰に渡したいか」を決めてください。
読者の悩みからテーマを探す方法については、次の記事で詳しく解説します。

STEP3 読後にどうなってほしいか決める

同じ読者に向けた本でも、ゴールによって内容が変わります。

先ほどの、「自宅でコーヒーを楽しみたい初心者」を例にします。

読後に、「自分で豆を選べるようになってほしい」のか、
「基本的なハンドドリップができるようになってほしい」のか。

ここを決めるだけでも、1冊に入れる内容と入れない内容を分けやすくなります。

本を書く側は、知っていることを全部入れたくなります。

でも、読者が必要としているのは著者の知識全部ではなく、自分の目的を達成するために必要な情報です。

STEP4 1冊で扱える大きさまで絞る

テーマが広すぎると感じたら、
「誰向けなのか」「どこまで扱うのか」を狭くしてみます。

たとえば、

●広いテーマ
副業について書く

これでは、副業の種類、始め方、確定申告、時間管理、集客など、いくらでも話が広がります。そこで、

●絞ったテーマ
50代会社員が初めて副業を始めるときの準備

ここまで絞ると、必要な章を考えやすくなります。

もう一つ見てみましょう。

●広いテーマ
片づけについて書く

●絞ったテーマ
服を捨てられない50代女性のためのクローゼット整理

誰の、どの部分を扱う本なのかが見えると、原稿の範囲も見えてきます。

STEP5 テーマを1文にしてみる

最後に、考えた内容を1文にします。

次の形に当てはめてみてください。

「〇〇な人に、△△を伝えて、□□できるようになってもらう本」

先ほどのコーヒーなら、

自宅でコーヒーを楽しみたい初心者に、豆の選び方と基本的な淹れ方を伝え、自分好みの一杯を作れるようになってもらう本

となります。

この1文が作れない場合は、まだテーマが広すぎる可能性があります。

逆に、この文章が自然に作れれば、

「この話は入れる」「これは今回の本には入れない」

という判断がしやすくなります。

広すぎるテーマを絞る具体例

テーマを決めるときは、大きなジャンル名だけで終わらせないのがコツです。

例)

広すぎるテーマ 1冊に絞った例
副業 50代会社員が初めて副業を始めるときの準備
コーヒー 初心者が自宅で楽しむコーヒー豆の選び方
片づけ 服を捨てられない50代女性のクローゼット整理
SNS 個人事業主がInstagramを始める前に決めること
Kindle出版 パソコンが苦手な人のための初めてのKindle出版

「副業」「片づけ」のような大きな言葉は、本のジャンルにはなっても、そのままでは1冊の企画として広すぎることがあります。

誰に、何を伝える本なのか。

ここまで言葉にできるところまで絞ります。

「本にするほどの知識がない」と思ったときの探し方

専門家でなければ本を書けないわけではありません。

テーマ候補が見つからない場合は、人から何度も聞かれたことを思い出してみてください。

仕事のお客さんから聞かれること。
友人から「それ、どうやるの?」と聞かれること。
自分が初心者だった頃に困ったこと。

たとえば、わたしにとってKDPの管理画面を操作することは日常の仕事です。

初めてKDPを開く人なら、
「このボタンを押して大丈夫?」
「ここには本名を書くの?」
「表紙はどこから登録するの?」
そんなところから不安になります。

経験者が忘れている「最初につまずいた場所」には、本のテーマになる材料があります。

「誰に読んでほしいか」「何を伝えるか」「読者がどんな未来を得られるか」を整理してから企画を組み立てる方法をぜひ覚えておいてください。

売れそうなジャンルから決めると迷いやすい

Amazonランキングを見れば、人気のあるジャンルは見つかります。

そこで、「売れているから、自分もこのテーマで書こう」
と決めると、原稿を書く段階で苦しくなることがあります。

経験も知識もなければ、まず調べるところから始めなければならないからです。

調べた情報を並べただけでは、自分が著者として伝えられる経験も薄くなります。

売れる可能性を考えること自体は必要です。
ただし、最初から売れ筋だけを追いかけるより、
自分が書けること × 読者
から候補を作ったほうが、初めての1冊は組み立てやすくなります。

テーマが決まったらタイトルと目次へ進む

AIに、「売れそうなKindle本のタイトルを20個考えて」と頼めば、それらしいタイトルはすぐ出てきます。

ですが、
に向けた本なのか。
何を伝えるのか。
読後にどうなってほしいのか。

ここが曖昧なままタイトルだけ決めても、本文を書くところで止まりやすくなります。

先にテーマを1文にしてみてください。
この1文がそのままタイトルに使える可能性があります。

Kindle本のテーマ決定チェックリスト

書き始める前に確認してみてください。

□ 自分の仕事、経験、趣味からテーマ候補を出した
□ 誰に読んでほしい本なのか決めた
□ 読後にどうなってほしいか決めた
□ 1冊で扱える範囲までテーマを絞った
□ 「誰に・何を伝えて・どうなってほしい本か」を1文で説明できる
□ 今回の本に入れない内容を決めた
□ タイトルより先に本のテーマを決めた

全部埋まったら、タイトルと目次づくりへ進めます。

一冊ですべてが入りきらなくても、
今回入らなかった内容は、2冊目にもできます。
ブログやnoteの記事にも使えます。

最初の一冊は「何について書けるか」だけで決めず、誰に届ける本なのかまで決めて、1冊分に切り取る。
ここまでできれば、迷わずに原稿を書き始められます。

Kindle出版を最初から順番に進めたい方へ

「自分の場合は、何を本にすればいい?」
「テーマ候補はあるけれど、1冊に絞れない」

そんなところで止まったときは、出版企画から表紙、原稿、KDP申請、販売までKindle出版をサポートしています。Kindle出版のご相談はお気軽にどうぞ

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