キンドル出版する本を縦書きか横書きかで悩んだとき
Kindle本の本文を横書きにするか、縦書きにするかを考える際、一番に考えなければならないのは、あなたの電子書籍が「読者の端末にどのように表示されるか」ということです。
Kindle本のコンテンツの表示形式は「固定フォーマット」と「リフロー型フォーマット」の2パターンがあります。それぞれの形式で端末上での表示に違いがあり、コンテンツに合わせて選ぶことができます。
キンドルの固定フォーマットとは
固定フォーマットとは、印刷版の本と同じようなイメージで、Adobe PDF のようにレイアウトが固定されたものをいいます。つまり、紙面に印刷されたように画像やテキストはページ内の固定した位置に配置され、ページサイズも固定されます。
固定フォーマットは、特に絵本やマンガ、写真集、芸術書などのジャンルに適しています。見開きで見せたいページがある場合は、「リフロー型」ではなく「固定」を選びましょう。
キンドルのリフロー型フォーマットとは
リフロー型フォーマットとは、読者が使用する端末(キンドル端末、スマホ、タブレット、パソコンなど)の画面サイズに応じてコンテンツの表示が変化する形式で、それぞれの端末で文字の配置や改行が変わり表示が一律ではありません。
あなたが原稿を書く時に、意図的にフォントサイズや改行を設定しても、読者が電子書籍を読む環境によってはその通りに表示されませんので注意しましょう。
リフロー型は、すっきりしたシンプルなレイアウトで、テキストを中心にした小説系のコンテンツに向いています。Kindleで電子書籍を出版する人は、基本的にリフロー型フォーマットを採用している人が多いようです。
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Kindleプレビューアーでは、Kindle 端末、スマホ、タブレット、パソコンなどでコンテンツがどのように表示されるかを確認できます。プレビューアーは無料で提供されていますので、ぜひ、利用してください。